平成8年度指導員検定会理論問題
問1
次の表は、スキー技術のしくみについてまとめようとしたものです。表の上段の項目に従
い、空欄に適切な語句を入れて表を完成しなさい。
スキー技術のしくみ
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運動課題 ターンに働く外力 技術要素 力の制御 技術の要点
ターン運動
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( 1 ) 推進力( 3 )┐ ( 5 ) ( 8 ) ( 11 )
↓ │ ( 14 )
( 2 ) スキー 調節 ( 6 ) ( 9 ) ( 12 )
のコント ↑ │ ( 15 )
ロール 制御力( 4 )┘ ( 7 ) ( 10 ) ( 13 )
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問2
谷まわりと山まわりで作用する力の相違について説明しなさい。
問3
スタンスは、意図的な運動効果をねらいとした3つに分類される。その3つのスタンスを
あげて、それぞれの特長、利点について説明しなさい。
問4
プルークポジションの特徴を2つあげなさい。
問5
技術体系にある4つの技術段階を簡単に説明しなさい。
1)基本技術 2)基礎技術 3)応用技術 4)発展技術
問6
楽しさや充実感あふれる、生き生きした効果的な学習活動を進めるには、スキーを学ぶ一
人ひとりの自発的な学習があって、初めて望むことができる。自発的な学習運動を進めるに
は、本人の「やる気」がなければならない。「やる気」を喚起する5つの条件を5つあげな
さい。
問7
次の表は、指導の展開における「指導段階」と「課題」を示したものである。空欄に適切
な語句を下記の語句群から選び表を完成しなさい。解答は記号で答えること。
指導段階 課 題
───────────────────────────────────────────
導入段階 雪と用具に慣れ、バランス保持感覚を養う。
諸動作
のなかから、( 1 )を抽出する。
レベル5 基本技術要素を備えた一つの動きによる舵とり(エッジングの原形)を学ぶ。
( 2 )を習得。( 3 )を習得。
レベル4 エッジングの質変化。( 4 )を横から縦に変え、スキーのずれを少なくす
る。
交互運動を同調運動にしていく。運動の弾みを利用し( 5 )を習得。
レベル3 エッジングの質変化。斜面、斜度、滑走距離などに応じた( 6 )を学ぶ。
( 7 )の習得。ターン弧の調節。
レベル2 エッジングの質変化。状況別の運動の強弱。( 8 )を学ぶ。
運動の質的内容を高め、対応力をつける。( 9 )の使い分け。
レベル1 エッジングの質の使い分け。( 10 )の使い分け。
力の釣り合い(バランス維持)を保つ。
発展段階 内、外力の調和(バランス)。効率的な運動。状況即応能力。
技能の総合的な高まりを期待する。
┌語句群──────────────────────────────┐
│ ア.スキーを動かす切り換え、身体から動く切り換え │
│ イ.パラレルの切り換え ウ.ストレッチングによる切り換え │
│ エ.働きかけの力の方向 オ.雪面抵抗のとらえ方 │
│ カ.運動の時間的な変化 キ.左右方向の荷重移動 │
│ ク.基本技術要素(荷重、角づけ、回旋) │
│ ケ.力の大きさのコントロール コ.切り換え要領の形と内容 │
└─────────────────────────────────┘
問8
プルークターンにみられる内脚、内スキーの操作の特徴を述べなさい。
問9
外スキーのズレを少なくするポイントを2つ述べなさい。
問10
「制動プルーク」の要領と「滑るプルーク」の要領の違いを、回旋操作の観点で説明しな
さい。
問11
技術評価の要点は、技術の質的内容について見識を深めることにある。技術の質的内容を
「運動のリズム」の他に5つあげなさい。
問12
実地指導のレベル3では、斜行系の練習が含まれているが、その「ねらい」と「主な練習
方法」を4つあげなさい。
問13
スキー傷害の発生要因で、次のスキーヤー自身にかかわる要因について簡潔に説明しなさ
い。
1)スキー技能 2)滑走と時間経過
問14
次の文の、空欄に語句、数字を入れて文章を完成しなさい。
・大回転競技(GSL)の旗門の幅は( 1 )m以上、( 2 )m以下で、旗の布は、
横( 3 )
cm・縦( 4 )cmの長方形である。旗門は、( 5 )( 6 )交互とし、雪上( 7 )mにセットする。2つの連続する旗門のインポール間の距離は( 8
)m以上とする。