平成12年度指導員検定会理論問題
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問１．
スキーが人々の生活においてスポーツ文化として位置づけられているが、現在のスキーの
普及発展に大きく貢献した人たちがいる。下記にあげた人名について、それぞれの業績を下
群より２つづつ選びなさい。
１．工ゲオルグ・ビルゲリー
２．ハンネス・シュナイダー
３．マチアス・ツダルスキー
４．アンリ・オレイエ
５．テオドール・フォン・レルヒ
語群
ア．アルプスの山岳に適した「リリエンフェルト滑降術」を発表。
イ．２本杖でシュテムによる回転技術が主体。
ウ．オーストリーの武官でツダルスキーの弟子、１９１１年来日。
工．Ｄｒ、ファンク「スキーの驚異」に出演し、スキー界の発展に寄与した。
オ．「ノルウエーの技法」と「ツダルスキーの技法」の両者の長所を取り入れた。
カ．１９３０年玉川学園の招きで来日、クリスチャニア全盛となる。
キ．戦後フランスのアルペン競技の第一人者。
ク．旧高田の第１３師団に着任し、広く民間人にも指導する。
ケ．１９５４年来日し、ローテーション技術を講演、指導する。
コ．ツダルスキー式バインディングを考案。
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問２．
スキー指導者本来の役割は、スキースポーツに付随する快適さ（二次的価値）を求めてき
た人たちに対しても、スキースポーツの本当の楽しさ、快速さ（一次的価値）を体験させ、
スキースポーツのもつ豊かさにこころを体験させ、スキースポーツの持つ豊かさにこころを
向けさせることにある・一次的価憶を３つあげ、付帯的な二次的価値を２つあげなさい。
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問３．
スキー技術の仕組みを説明する表である。（ ）の１〜１５に入る語句を下群より逮びなさい。
| 運動課題 | ターンに働く外力 | 技術要素 | 力の制御 | 技術の要点 | ターン運動 |
|---|
| （ 1 ） | 推進力（ ３ ） | （ ６ ） | （ ９ ） | バランス | （ １４ ） |
|---|
| （ ２ ） | （ ３ ）調節 | （ ７ ） | （ １０ ） | （ １２ ） | （ １５ ） |
|---|
| のコントロール | 制御力（ ５ ） | （ ８ ） | （ １１ ） | （ １３ ） | |
|---|
語群
ア．エッジング イ．量 ウ．重力 エ．スピード オ．荷重 カ．時間 キ．リズム
ク．方向 ケ．スキー コ．回転弧 サ．ポジショニング シ．回旋 ス．タイミング
セ．抵抗力 ソ．角付け
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問４．
（１）次の問に答えなさい。
１回転の始動期に迎え角を大きくすると起こる現象は？
２回転の始動期に迎え角を小さくすると？
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問５
（Ａ）次の文章は、スキーと雪面の接し方について述べたものである。空欄に適する語句
を下より選び、記号で答えなさい。
スキーと雪面の接し方には、角付け角と迎え角のほかに、（１）がある。スキーがたわむこ
とで、前半部と後半部で、（２）の大きさが異なる。スキーがたわむと、（３）半部の迎え
角が大きく、雪面からの抵抗が、スキーの（４）寄りに大きく働く結果となる。したがっ
て、スキー全体が大きく（５）する必要がない。スキーの（６）半部にかかることから、横
ずれの少ない、合理的なターンができる。
語群
ア．迎え角 イ．回旋 ウ．前 工．後 オ．沈み込み角
（Ｂ）回転に働く力を説明する文である。空欄に下群の言葉をえらび、文を完成しなさ
い。
１．スキーの運動で最も大きな課題は（ｌ）である。このために（２）は必ず習得しなけれ
ばならない。
２．物体が平面状で（３）ためには（４）が働いていなければならない。回転するためには
（５）が必要である。
３．雪面からの抗力はスキーヤーがスキーを通して（６）としてとらえることができる。雪
面からの抗力は、摩擦抵抗など（７）であるが、（８）は、ターン外側に雪を押し除こうと
する力に等しく、（９）と呼ばれるものである。
４．向心力に対して（１０）が働く。向心力と同じ大きさで、（１１）をターン弧の外側に
向かって引く力であり（１２）という。
５．ターンには二つの運動課題があるといえる。ひとつは、（１３）であり、もうひとつ
は、ターンをつくり出すとともに、（１４）ために、（１５）をどこに置くかである。
語群
ア．速度と回転弧のコントロール イ．雪面を押す力の反力 ウ．身体の重心 工．ブレー
キをかけることと回ること（制動と回転） オ．雪面抵抗 カ．慣性力 キ．向心力 ク．
円運動をする ケ．重心 コ．雪面からの抵抗の求め方 サ．雪の抵抗の合力 シ．遠心力
ス．運動の中心に向かう力（向心力） セ．除雪抵抗 ソ．ターンに働くカのバランスを
調整する。
●問６．
図はスキーの重心を軸としたローリングを表している。それぞれの回転運動と関連する項
目を下群より選び記号で答えなさい。
１．上下軸による回転運動
２．左右軸を基準とする回転運動
３．前後軸による回転遅動
語群
Ａ．前後の荷重移動
Ｂ．角づけ角、角づけ
Ｃ．迎え角、回旋
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間７．
運動学習におけるフィードバックに求められるものを３つあげなさい。
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問８．
主体的学習の基本的なねらいを４つあげ、さらに下の文の空欄をうめなさい。
これらの（１）、（２）、（３）という三つのことがらが（４）に絡み合って、働きあう場
が構成される。主体的学習の大きなねらいは（５）を体得したスキーヤーを育てることであ
る。
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問９．
練習法について答えなさい。
１．全習法とは？
２．分習法とは？
３．集中法とは？
４．分散法とは？
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問１０．
次の文章はスキー学習に於ける指導者の役割について記したものである。（ ）の中に適
当な語句を入れ完成しなさい。
（１）学ぶ者の欲求に対応した（１）の設定
（２）目標の達成を目指す（２）の立案
（３）学習内容に応じて、効率的な活動ができる（３）の整備
（４）学習活動の効果的な（４）
（５）安全性の確保
（６）楽しい学習雰囲気の盛り上げ
（７）学習成果の（５）
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問１１．
次の文中（ ）内に知るところを記入しなさい。
� 屮好�ー安全」という観点から用具を検討すると、危険を回避するためには（ア）、
（イ）、（ウ）という３要素がうまく行われるように、スキーヤーの（工）と用具の（オ）
が適合していることが大切である。
�▲�ービングスキーは、サイドカーブの大小によって回転半径「ラデュウス」が決定される。
ラデュウスの大きな物から、小さくなる順番を（ ）内に１〜３の番号で示すと次のとおりとなる。
（カ）エクストリームカーブ （キ）ピュアーカーブ （ク）イージーカーブ
�Ｍ儷颪琉汰幹霆爐砲�かわる、ｌＳＯ１１０８８に示す「Ｓ−Ｂ−Ｂシステム」とは、アルペン用の
スキー板（ケ）、（コ）の構成部品に関する性能をトータルで管理するシステムである。
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問１２．
次の１〜８は、スキーをする上で鍛えておきたい主な筋肉群である。これらの筋肉群のス
キー滑走中における役割について説明したものを、語群より選び記号で答えなさい。
（１）腹筋群 （２）腸腰筋 （３）大腿四頭筋 （４）前脛骨筋 （５）背筋群 （６）
大殿筋 （７）大腿二頭筋 （８）ひ腹筋
語群
ア．コブ斜面等で、膝を積極的に胸に引き付ける場面で使う。
イ．小さい姿勢から立ち上がる場合に使う。ショートターンを連続する場合に、バネ作用で
瞬間的に大きなカを出し、連続ターンの原動力となる。
ウ．ターン中に身体に働く遠心力に耐える場合などに使う。スキーにおいて最も使われる筋
肉のひとつ。
工．リカバリーにおいて、遅れた上半身を元の状態に戻す。懐の深い滑りをするときにも必
要。
オ．ターン中に身体に働く遠心力に耐えたり、上半身を安定させるために使う。
カ．大腿四頭筋とのバランスが悪いと腰痛の原因となる。滑走中に働くというより、傷害予
防の観点から注目される。
キ．後傾した身体を元に戻したり、足首を曲げて姿勢を低くする場合に使う。
ク．低い姿勢から立ち上がる場合や、低い姿勢で耐える場合に使う。
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問１３．
「スキー場のルール」では、スノースポーツにかかわる人々の統一的な安全義務を掲げて
います。次の文中（ ）の中に知るところを記入しなさい。
（１）滑りを（１）する義務・・・自分にも他人にも暴走は危険です。
（２）他人の滑りを（２）義務・・・上から見えないところはなおキケン。
（３）他人に危害を（３）義務・・・スキーやボードには流れ止めを付けましょう。
（４）前を（４）滑る義務。・・・下方を滑るスキーヤーやボーダーが優先です。
（５）標識や指示に（５）義務・・・キケンを避けるための注意信号です。
●問１４．
フリースタイル競技の種目について三つあげなさい。
●問１５．
次の言葉を説明しなさい。
１．回転運動 ２．回旋運動 ３．迎え角 ４．エッジング ５．ポジショニング ６．外傾姿勢
７．スキッディング ８．カービング ９．舵取り １０．切り換え
(注）これは問題集だけ記載しており回答はありませんのであらかじめご了承下さい。
